草履の修理について

草履屋ブログヘようこそ♪

 

ここ最近で一番お問い合わせで多いのが「草履の修理」についてです。

 

昨日もお問い合わせがありお客様が来店されましたが、やはり合皮の経年劣化による剥がれでした。

 

 

例えばこちらの草履も、一見まったく問題なく新品同様に見えますが・・・

 

 

ちょっと鼻緒を強く握ってみると「パリパリッ・・・」と。

 

 

もちろんこちらは未使用品です。経年劣化の為一度も履いていなくても劣化してしまうのです。ただ台の方は丈夫な本牛革ですので鼻緒を挿げ替えれば半永久的にまたご愛用いただけます。

 

しかしお客様の中には嫁入り道具として購入されて一回も使用しておらず、いざお子様、御親戚の結婚式で履こうという時にこういう劣化に気付かれることも多く、思いもよらぬ状態に悲しまれることが多いのも実情です。

 

 

昔と現在とでは材料も違えば販売方法も異なり、「本牛革」とシールが貼ってあっても「その貼ってある面(草履の底)だけが本牛革」という騙しに近い流通などもあったようです。

 

草履の台が劣化してしまっている場合は修理はほぼ不可能に近いですが、鼻緒だけ痛んでいる場合には新しく鼻緒を選んでいただいてまた新品草履のようにご愛用いただけます。

 

 

鼻緒はたくさん種類がございますのでレースの鼻緒で可愛らしく、また大人の雰囲気でワインの鼻緒を合わせたり既製品にはないオリジナルな新草履としていろいろと楽しめますよ(^O^)♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都出張帰りはお疲れさん会兼ねていつも近所のお寿司屋さんへ行きます。

 

 

これを抑えれば経費がけっこう抑えれるのですが・・・(^_^;)

 

 

<石川県金沢市:株式会社相川>