鼻緒の挿げ替え

今日はお客様が「お気に入りの鼻緒をそのまま新しい草履台に挿げ替えてほしい」とのご依頼を受け、鼻緒はまだまだ使える状態かを確認後、新しい台に挿げ替えました(^^)/


けっこう長年履かれたような草履でして表地が劣化で生地が寄れて破れていました。


また草履が湿気などによる「加水分解」という化学反応でネチャつきが出てきて写真のようにホコリなどが自然とくっついてしまう状態でした。




そこで挿げ替え開始です(^^)/


まずは前坪を外すと・・・



前坪の糸が切れてました(^_^;)


相当履かれたのでしょう・・・。。


ここはサービスで強度ある同色のボタン糸で縫い合わせをしときます♪



そして今度は後ろの部分を外すとこれもまた大変。。


残りの紐が短く挿げ替えに困難な状態になっていました(^_^;)



なのでこれも中の麻紐をうまく入れ替え長さを新品の状態にいたしました♪


これはちょっとした技がいるのですが・・・まぁこちらもサービスで(^_^;)



ちなみに今回の挿げ替えでは私はこの後ろ紐は次回の挿げ替えの時のことを考え一切カットはいたしません(^^)/


大概中国製などの草履はこれ以上ないほど短くカットされていることが多く、完成だけを目標にした挿げ方になっていることがほとんどです。





そしてうんしょ、うんしょと魂を込めて挿げ替えることしばらく・・・



ジャーン!!!



毎回思いますがこう並べた時の美しさがまた挿げ替えたくなる草履職人の醍醐味だと感じます(^^)/







先週末は僕以外の家族がユニバーサルジャパンスタジオに遊びに行っていまして、ちょっとシックな週末を過ごしていたのですがこんな可愛いニット帽をお土産に買ってきてくれました(^^)/



もうテンション上がりまくりです♪♪